オーシャン東九フェリーの乗船記|船内設備や部屋をレビュー

乗り物

飛行機や新幹線もいいけれど、「のんびり船旅を楽しみたい」「車といっしょに移動したい」そんな人にぴったりなのがオーシャン東九フェリーです。

この記事では実際に乗ってわかった体験をもとに料金・予約・船内のようすを実際に乗ってみた感想と一緒にわかりやすくまとめました!

オーシャン東九フェリーってどんな船?

オーシャン東九フェリーは東京(有明)、四国の徳島や九州の北九州(新門司)を結ぶ大型フェリーです。
1日1便ずつ出ており、運航は毎日おこなわれています。例えば、東京から徳島へは約18時間、北九州へは約35時間ほどかかります。

時間はかかりますが、そのぶんのんびりした船旅が楽しめるのが特徴です。急がない旅や車を使った旅行を考えている方にはぴったりの交通手段といえるでしょう。

車やバイクもいっしょに乗せられる

オーシャン東九フェリーのもうひとつの強みは、「車やバイクをいっしょに運べる」ことです。
そのため現地に着いてからもそのまま自分の車で移動できます。特に長距離ドライブが好きな方やキャンプやツーリングなどを楽しみたい方にはぴったりです。

充実した自動販売機グルメを楽しめる

オーシャン東九フェリーにはレストランがありません。そのかわり自動販売機が充実していて飲食に困ることはありません。冷凍食品がメインですがメニューも充実しているため食事を楽しむことができます。

実際に乗船してみた!体験レポート

ここからは筆者が実際に徳島から東京まで乗ってみた体験をもとに乗船レポートを紹介します!今回、車は利用せず利用しました。見た感じだと車利用で乗っている人のほうが多く感じました。

徳島港までは徳島駅から接続する路線バスがでています(有料)。

乗船までの流れは以下のとおりです。

• フェリーターミナルへ到着後、窓口で切符の発券(ネット予約のQRコード提示など)

• 車両で乗船する人は係員の案内に従って車で乗り込み

• 徒歩で乗る人は案内があるまで待機し出入口から船内へ移動

乗船したあとは指定された部屋に向かい自由に過ごすことができます。部屋番号はチケットで確認することができます。

部屋のようす(2名用個室)

2人用個室

今回の乗船では2名用の個室を利用しました。個室は鍵をかけることができるため安心して利用したい人におすすめです。

壁掛けのベッドがふたつ付いており使うときに倒します。部屋の中にはテレビ、コンセント、冷蔵庫があるので長距離移動でも快適に過ごすことができます!

充実した自動販売機

船内にはレストランがない代わりに自動販売機がかなり充実しています。

ほとんどが冷凍食品ですが、中にはシェフが監修したものもありフェリー飯を楽しむことができます。さらに徳島のご当地グルメがあったらりかなり迷ってしまいそうなラインナップとなっています。

カップラーメン

ご飯もの以外にもおつまみやカップラーメン、お菓子、アイスクリームも売っています。

飲み物は基本的なソフトドリンクやお酒が売っています。無料のサービスとして水やお茶が飲めるサーバーがあるのは嬉しいポイントです。

夜間でも自動販売機は利用可能なのでちょっとのどが渇いたり、小腹がすいたときにすぐ買えるのはかなり助かります。

船内の設備

オーシャン東九フェリーには長時間の旅でも快適に過ごせるような設備がしっかり用意されています。

・シャワールーム・浴場

浴場入り口

船内にはシャワーだけでなく大きな浴場があります。なんと船の中でお湯に浸かることができます!長旅の疲れを取ることができます。
シャンプーやボディソープは設置されていますがタオルは持参する必要があります。自動販売機にも売っているので買うのも手です。

・リラクゼーションスペース

リラクゼーションスペース

シャワールームのそばにリラクゼーションがあるので湯上がりに一休みすることができます。テレビもあるのでゆっくりできます。

・展望デッキ

展望デッキ

展望デッキでは外に出て景色を眺めることができます。船から外を見る経験は普段ではなかなかできないので是非出てみてください♪

・案内所

案内所

案内所ではお土産を買うことができます。乗船した記念に何か買ってみてもいいかもしれません。

💡これらの設備がそろっていることで船の中でも困ることなく過ごせます。また必要なものを忘れても売店や自販機で買えるのがとても心強いです。

波のゆれはある?

「フェリーって、波でゆれるの?」「船酔いが心配…」という声もよく聞きます。

筆者も酔いやすい体質なので不安でしたが、実際に乗ってみると思ったよりもゆれは少なく全く酔うことなく過ごすことができました!(運がよかっただけかもしれないですが…笑)

酔わなかった理由としては

船がとても大きく多少の波でも安定している

・航行中はスピードが一定で大きな揺れが少ない

・航路が陸の近くを通るため外洋よりも波が穏やか

といったところが大きかったのかなと思います。
もし酔ってしまったときでも自動販売機に酔い止めが売っているので安心です。さらに客室では横になることができるのでそれほど心配はいらないです。

料金と割引について

フェリーは新幹線や飛行機と異なり、料金にいろいろなタイプがあります。どんな部屋を選ぶか、車やバイクを持ち込むかなどでも金額が変わるため事前にチェックしておかなければなりません。

ここでは東京〜徳島・新門司間の料金の目安や、おトクな割引、車両の運賃について解説していきます。

乗船料金の目安(東京〜徳島・東京〜新門司)

フェリーの乗船料金は利用する区間や部屋のランクによって変わります。
2025年4月時点の料金の目安は以下のとおりです。この金額は時期によって変わるので参考程度にみてください。

【東京⇄徳島】

・大人 14,740円

・小人 7,370円

・2名個室 +10,010円

・4名個室 +11,990円

【東京⇄新門司(北九州)】

・大人 21,230円

・小人 10,670円

・2名個室 +14,960円

・4名個室 +20,020円

学生・早割などおトクな料金も!

フェリーを少しでも安く使いたいなら割引制度を活用するのがおすすめです。割引情報を事前にチェックしておくだけでお得に乗ることができるかもしれません。

• 学生割引
学生証を提示することで運賃が2割引されます。大学生・専門学生などが対象です。

• インターネット予約割引
ネットから予約することで窓口よりも安くなるケースがあります。
ただし学割や往復割引との併用ができないので注意です!

・往復割引
往路乗船日より2か月以内に復路を利用する場合のみ復路の運賃が10%割引になります。

車やバイクの料金

オーシャン東九フェリーの魅力のひとつは車やバイクもいっしょに運べることです。マイカー旅行を考えている方にとっては大きなメリットでしょう。

ただし人の運賃とは別に車両の運賃もかかります。これは車のサイズや種類によって料金が変わってきます。

2025年4月時点の料金の目安は以下のとおりです。時期によって変わるので参考程度にご覧ください。

【乗用車】

ドライバー1人の2等洋室運賃(相部屋)が含まれています。個室利用の場合は個室料金が別途かかります。

・3m未満

35,310円(東京⇄新門司)

27,500円(東京⇄徳島)

・5m未満

50,050円(東京⇄新門司)

39,600円(東京⇄徳島)

【バイク・自転車】

自転車・バイクと一緒に利用する場合は自転車・バイクの運賃に旅客運賃が別途かかります。個室を利用の場合は個室料金が別途かかります。

・自転車

3,190円(東京⇄新門司)

2,970円(東京⇄徳島)

・原動機付き自転車

6,490円(東京⇄新門司)

5,940円(東京⇄徳島)

二輪自動車(750cc未満)

9,680円(東京⇄新門司)

8,800円(東京⇄徳島)

・二輪自動車(750cc以上)

12,870円(東京⇄新門司)

11,770円(東京⇄徳島)

💡家族やグループでの旅行では車1台で移動できるフェリー旅を選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?

フェリーに持っていくと便利なもの

オーシャン東九フェリーは長時間の船旅になるため少しでも快適にすごすための準備が大切です。最低限の持ち物は船でも用意できますが、実際に乗って感じた「あると便利なアイテム」を紹介します!

船内で快適に過ごせるアイテム

船内では移動時間が長いためリラックスして過ごすためのアイテムがあるととても助かります!

アイマスク・耳栓:明るさやまわりの音が気になる方におすすめです!

本や電子書籍端末:暇つぶしに最適。Wi-Fiが不安定なこともあるためオフラインで楽しめるものがベターです

スマホ充電器(できればモバイルバッテリー):コンセントの数が限られているため安心です

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感想(2件)

こうしたアイテムを用意しておくだけで船内でのストレスがなくなりぐっと快適になるはずです!

フェリー旅がおすすめの人

ゆっくりとした旅を楽しみたい方にはフェリーがぴったりです。なぜなら移動そのものを楽しめるのがフェリーの大きな魅力だからです。船の中で過ごす時間を含めて旅の楽しみにすることができます。

フェリーなら移動中も自分の時間を満喫できます。たとえば

• 横になってぐっすり寝られる

• デッキに出て海をながめられる

• 読書やスマホ、映画をゆったり楽しめる

• 人との接触が少なく、静かに過ごせる

といったように移動に時間はかかってしまいますが新幹線や飛行機にはない過ごし方ができるので心にゆとりが生まれます。

💡ただの移動手段ではなく「旅の一部」として移動を楽しみたい人にフェリーはとても合っています。スピードよりも旅の楽しさを大切にしたい方にはフェリーという選択肢がおすすめです!

アクセス

【東京港(有明)】

〒135-0063 東京都江東区有明4-8-6

徒歩で乗船の場合は東京駅からバスがあります。

【徳島(沖洲)】

〒770-0873 徳島県徳島市東沖洲二丁目66番地2

徳島駅前のバスターミナルよりオーシャンフェリー行きのバスがあります(250円/人)

【北九州(新門司)】

〒800−0113 北九州市門司区新門司北1丁目12番地

JR門司駅よりフェリー出発時間に合わせて送迎タクシーを運行(440円/人 )

まとめ

オーシャン東九フェリーは旅の一部として楽しめる交通手段です。飛行機や新幹線とは特徴が大きく異なり船の中でゆっくりくつろげるのが一番の魅力と言えます。

こんな人にフェリーは特におすすめです。

• 時間に余裕がある人

• 車やバイクといっしょに移動したい人

• ゆったりした旅が好きな人

さらに船の中にはシャワー室・売店・自動販売機などの設備も充実しているのでホテルのような感覚で過ごすことができます。
朝昼晩すべての時間を船の中で過ごすのでいろんな景色を見ることができ記憶に残る旅でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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